【随　筆】　癒しの人間観察

（有）高橋クリーニング　代表取締役　高橋　歩氏（釧路支部会員)　

　私が同友会に入会させていただいて早６年目になります。様々な業種・年齢・立場の人たちと一緒に勉強させていただいて、日々考えさせられたりすることも多く、入ってよかったなぁと感謝している同友会であります。近しくなるにつれてだんだんとバカを言い合ったりできる仲間が増えてくると奇怪に思うことが多々あります。

　飲み会のカラオケの席で私が入れた歌を、さぁ歌おうとマイクを構えた瞬間に他の人が大声で（しかも振りつき）で歌っています。その人は自分が入れた曲だと思い込んでいます。また去年の冬、同友会で企画して作った「北のさくらさく」の新酒のお披露目会で、さぁさぁと酒を注ごうとすると「いや、今日は車できたので」と断った仲間がいました。（なにしに来たんだ？？）また別の人は「サソリが苦手で怖くて怖くてどうしようもない」と、飲みの会の席で力説します。「昔サソリに刺されたようなことがあるの？」と聞くと「いや、サソリ見たこともない」といいます。なんでしょうか？化け物屋敷ですか？
　飲み会が続いたりして体にお互い気をつけないとねぇ、なんて話をしていると「いや、俺はものすごく体には気をつけているんだ！このまえも、けっつの肛門からカメラいれて、、、なんたらかんたら」と、病気自慢ならぬ健康診断自慢です。それはいいんだけど、お尻以外のどこに肛門があるのでしょうか？
 

　幹部大学でお世話になっている高専の小田島先生なんか「オダジー」呼ばわりです。なんでしょう？「インド開放の父」ですか？？また飲み会の席のことですが、宴もたけなわでいいかんじに酔っ払い、まぁ男だけの席ですからね。アダルトビデオの話になり、爆笑がおさまったあとゆったりと流れるシュールな時間がたまりません。普段社会人として、また会社の組織人として立派だなぁ、いろいろ考えてるなぁ、俺もみならわなくちゃと、思わせてくれる人たちのわけの解らない発言や行動に癒されまくっているわたしです。

　同友会に入ってほんとに良かった。