ID : Pass : 新規登録
The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜


 【随 筆】 挑戦する勇気!支え合う気持ち!!


小針土建(株) 総務部次長 斉藤 貢氏(南しれとこ支部会員) 

 

 皆さんはスペシャルオリンピックスをご存知でしょうか?
 皆さん良くご存知のパラリンピックは、競技性が高く競い合うのに対して、それぞれが目標に向かって練習し自己のベストを尽くし、そしてやり遂げた人を心から讃える。これがスペシャルオリンピックスです。これを日本国内に根付かせた方が、細川護煕元首相の夫人、細川佳代子さんです。以前彼女がその活動やボランティアの素晴らしさを語られている雑誌を見ました。その中に、彼女がこの世界に飛び込むきっかけとなった、ある牧師の言葉がありました。それは、「知的障がいのある子どもは、周りの人に優しさや思いやりを教えるための神様からの贈りもの」。この言葉に、私もかなりの衝撃を受けました。

 

 すでに、地元の水泳サークルで指導員のボランティアを始めていたのですが、その指導もこの言葉との出会いで変わった様に思います。指導には当然、障がいを理解しその子ども達にあった指導が必要です。以前は、指導(教える事)に意識が行き過ぎて、体も頭も力んでいた気がします。間違った先入観を捨て、一緒に頑張る。一緒に楽しむ。今では、ライフワークの一つであり特別な事ではありません。こうして頑張っているみんなにとって日々の努力の成果を見てもらえる機会があるという事は、本当に励みになると思います。

 

 去る2月22日の北海道新聞の記事を見て、ハンディキャップ水泳の全道大会が9月に釧路である事を知りました。それを見た瞬間に、きっと何か力になれるはず!と考えました。この大会には、200名以上の選手の他に、保護者、指導者、競技役員、ボランティアを含めると総勢650名が参加する予定です。私も是非、普段水泳を一緒に楽しんでいるみんなと中標津から参加したいと思っています。

 

 同友会活動では、普段接する機会の少ない異業種の方々を含め多くの方々との交流から沢山のパワーを頂きますが、皆様、今回私が勝手にご紹介しました、「ハンディキャップ水泳釧路大会」への参加を目指して、障がいに負けず日々頑張っている多くの選手がいる事、その大会の成功に向けて、奔走するスタッフやボランティアも多くいる事を知っていただき、地元釧路で開催されるこの大会へのご支援ご声援を宜しくお願い致します。「ボランティアは時間とお金に余裕のある人のすること」と思われがちですが、そうでもないと思うんです。

投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。