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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜


「私の大好きなこと」

 

丸中釧路中央青果(株)横地 敏光(釧路支部)

 ちょっと古くなりますが、高校時代に封切られたミュージカル映画「サウンオブミュージック」中の一曲『私の大好きなこと(My Favorite Thing)』に、蜂に刺された時や犬に噛まれた時あるいは悲しい気分になった時などにわたしは自分の大好きなことを思い出して気を紛らす、という詞があります。誰しもが落ち込んだりメランコリ−な気分になった時は趣味に没頭したり旅行でリフレッシュするなど色々な方法で気分転換をしますよね。ちなみに私はと言えば、車の中で60〜70年代のヒット曲(フランクシナトラ、アンディーウィリアムス、ペリーコモらの名曲の数々)のCDに耳を傾けながら(あわよくば素敵な女性を助手席に乗せて…かえって平静を保てないかな)ドライブと言うのが最高のシテュエーションです。

 ついつい惰性に流されたり行き詰まって打開策を模索している時などにふと思い出す言葉やそれで救われるフレーズと言うものがありますよね。ちょっと意味合いが違うかもしれませんがそれが座右の銘とかモットーであったり、あるいは家訓であったり経営理念などとして、人それぞれにお持ちだと思います。ちなみに私はと言えば、詩人の金子光晴の「健康で、正しいほど、人間を無情にするものはない」という言葉がそれで、対人関係や会社経営において自分に欠けている資質だと事あるごとに言い聞かせています(デスクマットの下にあります)。

 病気もなく物事において間違っていないことは世間では非情に恵まれていて強いことなのですが、その逆の立場にたつ人のことは理解しずらいものであります。病人を邪険にしたり不摂生が原因だと言ってなじったり、正義や道徳をふりかざして徹底的に正当性を主張して譲らないということが往々にしてありますよね。物事すべてが割り切れるのかどうか、非合理性を理由にして排除して本当にいいのか、その結果において判断や行動面で非情になっていないか、時々自問自答しています。



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