ID : Pass : 新規登録
The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜


 【随 筆】 『ポイントで経済を循環』

                                               

            

   

     アルファシステム(株) 代表取締役 石塚 茂樹(釧路支部会員)

 

 現在、私は釧路ポイント組合の理事長として、又その使命として消費による地域内循環について、色々取り組んでいます。釧路市中小企業基本条例の理念である、産消協働の域内循環、域外貨獲得の一つと思われる、ポイントカードを活用した消費循環の方法を考えています。


 私が消費にこだわる理由は、GDP(国民総生産)に占める消費の割合が56〜60%で、その他の投資、政府支出、輸出入の合計で算出されるGDPの半分以上を占めているからです。その動向でGDPが左右される位、消費には価値が有るのです。


 釧路市内の2010年度消費は、1800億円に上ります(生鮮、飲食、衣料、日用雑貨等)。しかしその70数%は域外資本の大型店、スーパーマーケット等に出て行ってしまっています。1970年代、釧路で漁業、炭鉱、パルプ、等の産業が隆盛を極めた時代は、2800億円の消費が有り、しかもその70%程度は市内で消費されていました。市内で生まれたお金が市内で使われる事で、地域には活気があふれ、企業も潤っていました。


 現在でも、減少したとは言え、釧路には1800億円もの消費経済があります。人がそこに住む限り、それが毎年発生しているのです。公共工事で300億円などと言うのも有りがたいですが、市民一人一人が感じる景気は、どれだけ消費額が増えたか、ではないでしょうか。それこそ私が消費にこだわる理由です。


 そこで私は、ポイントカードが全国で使え、そのポイントは地域に持ち帰って使える、域外貨を地域で消費出来るお金にするための取り組みを行っています。


 現在、釧路市のスキップカードのポイント保有者ベストテンは、全員が50万ポイント以上です。中には100万ポイントを超える方もいます。このポイントが地域で消費されるのです。まずは市民の皆さんに意識してもらうことで、地域を今よりも豊かにできるのではないかと思っています。


 現在ポイントカードの有効稼働率は71.6%、ポイント預りは5300万ポイント。スキップカードによって53億円が域内で消費されたことになります。地域の為に、意識してポイントを使用する事が地域の活性化につながります。今後も商店や企業も協力し、地域皆で取り組んでほしいと感じています。


投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。