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「リッツカールトン日本支社長、高野氏の講演から学んだこと」 |
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(株)摩周調剤薬局 専務 竹森 英彦 (釧路支部 摩周地区会会員)
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昨年の10月、以前からどうしても聞きたかった講演に参加する機会があり、東京へ行ってきた。講演者は高野登氏。リッツカールトンの日本支社長である。日本で最も優れたホテルと評されるリッツカールトン大阪を創り上げた高野氏の言葉から何かを学んでこようと勢い込んで乗り込んだ。評に違わず、中身の濃い素晴らしい内容で、小売業に身を置き日々概念としてホスピタリティの重要性を考え、従業員に説いている我々に、もっと頑張らなくてはならないよ、と励まされたように感じた。
約2時間、短い時間ではあったが凝縮されたその時間で特に私自身の心に響いたことを書いてみようと思う。
1.ホスピタリティ業界として、非常識なことをいくつ提案し、実行できるか。 それまでの業界の常識にとらわれずに、あくまでもお客様の快適さを追求する。それが業界の非常識であっても、感性を伸ばし、誰も考えなかったことを発想する力を持つことで、お客様に満足して頂ける。
2.情緒的な絆を作ること。 会社とお客様、会社と業者、だけでなくお客様同士の絆を作るために我が社は何かできるか、やる気があるか。
3.感性を共有する。 社員全員が同じ温度を感じること。会社にとって必要なのは何かを考え共有することで、会社の中に「やる体制」が作られ、従業員・会社の温度・感性が上がって行く。
実際に我が社に翻って見れば、まだまだこれから、という部分が多く恥ずかしくなる。医療の業界には昨年来大きなうねりが押し寄せてきている。今こそ、社員の気持ちを一つにし、概念でなく日々実践できる「お客様への感謝」を積み重ねていきたい。それが、地域の中で生き残り、更に地域の皆様に対して我々が出来るお返しであると信じて。地域の中で価値を作り出し、その一部が利益となって戻ってくる。それが皆様から頂いた評価であろう。地域の皆様に長く評価され続けることに全力で取り組んでいきたい。
これらは、同友会に参加させて頂いて以来、いろいろな場で学んできたことに共通すると感じている。また今回この文章を書かせて頂くことで、改めて同友会で提供して頂く様々な機会を積極的に取り入れて行こうと気持ちを新たにしている。 |
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