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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜


 【随 筆】 オヤジの回想

 


高橋徹次歯科診療室 院長 高橋 徹次氏(釧路支部会員) 

 

 

  道場に大きな声がこだまする。
 「一.(ひとつ)剛柔の道を学ぶを以て誇りとすべし.一.(ひとつ)礼儀を正しくすべし.一.(ひとつ)質実剛健を旨とすべし.一.(ひとつ)団結互助の精神を養うべし.一.(ひとつ)日本古来の伝統である尚武の気風を尊重すべし.」大学時代、性格が合ったのか空手(組み手)にのめり込んだ。勝っても負けても自分の力(審判との駆け引きも力のうち)引き分けが無く、白黒はっきりしている。歯学部の空手道部であったが高校インターハイ組み手優勝経験者がいたので練習は厳しかった。まず裸足でのランニング。夏の合宿ではあの関東の猛暑の中、アスファルトの上を走る。足裏がヤケドしそうであった。(それもあってか、お陰様で腰痛持ちである。裸足はやはり良くない。)ジャリの上を走るのも、裸足である。急性アルコール中毒で自分の通う大学の病院に入院もした。飲み屋の2階から飛び降りたこともあった。練習で鼻も歯も肋骨も折った。今思えばかなり無茶をした。
  しかし、それ以上に得たものは大きい。恐怖心に打ち勝つ心、一つのことに無心に打ち込み成果を挙げる経験は、後の人生に大きく役立っていると思う。(思いたい。)試合で沢山の賞状、トロフィーも頂いたがその中で全空連三段、剛柔流五段の賞状は、その経験を忘れないよう今も院長室に掛かっている。もう少しで4歳になる長男にも同じ様な経験をさせたいと思っている。(さすがに長女には・・・)無茶は若い時しかできないし、無茶できることが若さだと思う。
 しかし最近は46才にもなりすっかりオヤジである。犬と春採湖のジョギングが日課になっている。40過ぎて始めて犬に触れた。犬は良い。家内の様に小言は言わない(言えない)し、「待て」と言ったらズット待っている。春採湖周辺の四季の移り変わりも最高である。向こう岸に架かる歩道橋(?)側から望む、晴れた日の幣舞中学校、博物館の並ぶ姿が圧巻である。
この度、高価ではあるが歯科専用CT撮影機の導入を決めた。道東での導入は初である。歯科専用CT画像から得られる情報は多い。より安全、確実な歯科医療が可能となる。他の歯科医院からの撮影依頼にも応じる予定で、少しは地域医療に貢献できそうである。
  忘れかけていた道場訓を胸に、オヤジは今でこそ無茶はしないが、頑張るつもりである。

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