その103
海女のおばあちゃんが干物を乗せて押しているのは「じんじろ車」。鳥羽の離島、答志島の暮らしには欠かせない生活道具です。
島の道は細くて迷路のよう。そんな道で自動車代わりに使われているのがこの車。
ひと昔前、鍛冶屋の「じんじろう」さんが、こしらえていたことから、じんじろ車の名が付いたようです。
既製品ではなく、使う人の背丈に合わせ、押し手の高さや角度もカスタマイズされているじんじろ車。今でも島内の鍛冶屋さんがつくっており、一家に一台は必ずあります。
干物や魚だけでなく、時には乳母車の役目も果たすこの車は、島の生活の一部です。
『じんじろ車(ぐるま)』 鳥羽市答志町
島の道は細くて迷路のよう。そんな道で自動車代わりに使われているのがこの車。
ひと昔前、鍛冶屋の「じんじろう」さんが、こしらえていたことから、じんじろ車の名が付いたようです。
既製品ではなく、使う人の背丈に合わせ、押し手の高さや角度もカスタマイズされているじんじろ車。今でも島内の鍛冶屋さんがつくっており、一家に一台は必ずあります。
干物や魚だけでなく、時には乳母車の役目も果たすこの車は、島の生活の一部です。
2014年10月24日
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