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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
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三重ある記
 
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その103
『じんじろ車(ぐるま)』 鳥羽市答志町  

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  海女のおばあちゃんが干物を乗せて押しているのは「じんじろ車」。鳥羽の離島、答志島の暮らしには欠かせない生活道具です。
 島の道は細くて迷路のよう。そんな道で自動車代わりに使われているのがこの車。
 ひと昔前、鍛冶屋の「じんじろう」さんが、こしらえていたことから、じんじろ車の名が付いたようです。
 既製品ではなく、使う人の背丈に合わせ、押し手の高さや角度もカスタマイズされているじんじろ車。今でも島内の鍛冶屋さんがつくっており、一家に一台は必ずあります。
干物や魚だけでなく、時には乳母車の役目も果たすこの車は、島の生活の一部です。









2014年10月24日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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