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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜
三重ある記
 
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その111
『サンマの銀すだれ』 熊野市 

mie   ずらりと並ぶサンマ。熊野市の世界遺産、七里御浜でのひとコマです。
 北海道での旬を終えたサンマは南下し、冬の熊野へ。すっかり脂が抜け、スリムになったサンマをこうして干した様子が、まるですだれのように見えるため、地元では「サンマの銀すだれ」と呼んでいます。
 冬の潮風とお日様にさらすこと数日。サンマはさらに細くなり、「かんぴんたん」と呼ばれる棒のような状態に。炙ってそのまま味わったり、お茶漬けにしたり。脂の落ちたサンマこそ、熊野の旬の味なのです。









2014年12月19日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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