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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
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三重ある記
 
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その136
『明治時代の織機が生み出す伊勢木綿』 津市  

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 規則的な轟音を上げているのは、全国的にも珍しい明治時代の豊田式織機。伝統工芸品「伊勢木綿」を織っています。
 伊勢木綿は江戸時代から続く伝統ある布。現在は津市の臼井織布だけがつくっています。
 藍染を基本に鮮やかな色をつかうのが、伊勢木綿の特徴。縞、格子と、豊富で粋な柄が若者にも人気があります。
 さて、この織機ですが、約13メートルの一反を織り上げるのに、1日を要するそう。最新式の織機を使えば、時間は短縮できても、風合が出せないどころか、糸が切れて生産ができない、とのこと。
 歴史ある織機があればこそ、の伝統工芸品なのです。









2015年6月26日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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