その153
年季の入った磯メガネ。海女が潜る際に使います。
その昔、磯メガネがなかった時代、海女たちが海中に居られる時間は今よりも短く、獲物も今のように見つけられなかったといいます。
ところが、磯メガネが普及すると、海女による漁獲量が急増。今度は「獲れ過ぎ」を心配し、一定期間、磯メガネの使用が禁止になったというエピソードも残ります。
磯メガネは地域や海女によってデザインも素材も様々。水中での曇り止めは、ヨモギやフキの葉を水に濡らしてメガネの部分を拭く昔ながらの方法が、一番効果があると、高齢の海女さんが教えてくれました。
『海女の磯メガネ』 鳥羽市
その昔、磯メガネがなかった時代、海女たちが海中に居られる時間は今よりも短く、獲物も今のように見つけられなかったといいます。
ところが、磯メガネが普及すると、海女による漁獲量が急増。今度は「獲れ過ぎ」を心配し、一定期間、磯メガネの使用が禁止になったというエピソードも残ります。
磯メガネは地域や海女によってデザインも素材も様々。水中での曇り止めは、ヨモギやフキの葉を水に濡らしてメガネの部分を拭く昔ながらの方法が、一番効果があると、高齢の海女さんが教えてくれました。
2015年10月30日
(154)『弘法井戸』 |
TOP |
(152)『鳥羽の離島』 |