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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜
三重ある記
 
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その153
『海女の磯メガネ』 鳥羽市  

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 年季の入った磯メガネ。海女が潜る際に使います。
 その昔、磯メガネがなかった時代、海女たちが海中に居られる時間は今よりも短く、獲物も今のように見つけられなかったといいます。
 ところが、磯メガネが普及すると、海女による漁獲量が急増。今度は「獲れ過ぎ」を心配し、一定期間、磯メガネの使用が禁止になったというエピソードも残ります。
 磯メガネは地域や海女によってデザインも素材も様々。水中での曇り止めは、ヨモギやフキの葉を水に濡らしてメガネの部分を拭く昔ながらの方法が、一番効果があると、高齢の海女さんが教えてくれました。









2015年10月30日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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