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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
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三重ある記
 
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その16

『現役でお客を運ぶナローゲージ 近鉄内部(うつべ)・八王子線』 四日市市

 レールの幅が普通の路線よりも673mmも短く762mm。見た目にも愛らしい電車が、時速30km前後のゆっくりとしたスピードで住宅街を走ります。
 特殊狭軌線(ナローゲージ)と呼ばれるこの軌間の短い路線で旅客を運んでいるのは、日本では内部・八王子線と、同じく三重を走る三岐鉄道北勢線、富山の黒部渓谷鉄道の3線だけです。
 車両の中は通路を隔てた前の座席の人と足が触れ合うほど。ガタゴトと揺れる車体に、タイムスリップをしたような感覚も覚えます。
 ことし開業100年を迎えたこの路線は、住民の足としてなくてはならない存在。乗客数の減を理由に存続の危機が訪れており、地域では乗って残そうという運動が活発になっています。

2012年11月30日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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