その171
高田本山専修寺を中心とした町、一身田。戦国時代から続く寺内町は周囲を環濠に囲まれています。
戦国時代、排水や外敵に備え、寺院を中心に町の外周に巡らされた環濠が、今もほぼ完全な形で残っているのです。
環濠は商店街の裏手に続いており、表通りの華やかな顔とは違った長閑さと、人間臭さを垣間見ることができます。
さて、一身田という名は、政治上功績のあった貴族などに対し、特別にその人の身一代に限り、与えられた田、つまり「一身の田」から付いたといいます。
余談ですが、ここ一身田では寺の門前に開けた町を門前町ではなく、寺内町と呼んでいます。寺を中心に環濠を巡らせ、外部からの侵入を防ぐ自治の町づくりをしたことから、寺の内、寺内町の名が生まれたといわれています。
地名には歴史が刻まれています。
『環濠』 津市一身田(いっしんでん)
戦国時代、排水や外敵に備え、寺院を中心に町の外周に巡らされた環濠が、今もほぼ完全な形で残っているのです。
環濠は商店街の裏手に続いており、表通りの華やかな顔とは違った長閑さと、人間臭さを垣間見ることができます。
さて、一身田という名は、政治上功績のあった貴族などに対し、特別にその人の身一代に限り、与えられた田、つまり「一身の田」から付いたといいます。
余談ですが、ここ一身田では寺の門前に開けた町を門前町ではなく、寺内町と呼んでいます。寺を中心に環濠を巡らせ、外部からの侵入を防ぐ自治の町づくりをしたことから、寺の内、寺内町の名が生まれたといわれています。
地名には歴史が刻まれています。
2016年3月11日
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