その187
藍甕の中に糸の束を漬け、引き上げて絞る。藍染の作業はこの作業を何度か繰り返します。
粋な縞柄で知られる、松阪木綿。実は松阪市内に織元はなく、お隣の明和町でつくられていることはあまり知られていません。
「藍を建てる」という言葉をご存じの方も多いはず。水に溶けない藍を発酵させ、染色ができる状態にすることを指し、色よい藍色に染めるためには、温度やアルカリ度などの管理は欠かせません。
建てられた藍の中に、真っ白な糸の束を漬け、絞ってはまた漬け…。繰り返すうちに美しい藍色の糸が生まれます。こうして染め上がった糸は屋外干され、織機へ。松阪木綿の縞柄となって、人々を楽しませます。
『松阪木綿の藍染』 明和町
粋な縞柄で知られる、松阪木綿。実は松阪市内に織元はなく、お隣の明和町でつくられていることはあまり知られていません。
「藍を建てる」という言葉をご存じの方も多いはず。水に溶けない藍を発酵させ、染色ができる状態にすることを指し、色よい藍色に染めるためには、温度やアルカリ度などの管理は欠かせません。
建てられた藍の中に、真っ白な糸の束を漬け、絞ってはまた漬け…。繰り返すうちに美しい藍色の糸が生まれます。こうして染め上がった糸は屋外干され、織機へ。松阪木綿の縞柄となって、人々を楽しませます。
2016年7月22日
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