その210
小ぶりのミカンの上に四角く切ったワカメを乗せ、茅で縛った「モローモ」。
鳥羽の離島、神島で年越しに執り行われる奇祭「ゲーター祭」で島の家々に配られます。
その名も不思議なゲーター祭は、大みそかの夜、白装束の若衆がグミの木の枝を束ね、直径2メートルほどの「アワ」と呼ぶ輪をつくり、元旦の明け方、男たちが長い女竹の先に紙矛をつけたものでアワを突き、空高く刺し上げ、本物の太陽が顔を出すと同時に、アワを地面に叩き落とす、というもの。
モローモは祭りが近付くと、島の老人たちが集まってこしらえます。
ゲーターもモローモも、言葉の起源は定かではありませんが、島の人々によって受け継がれている大切なお祭りです。
『「ゲーター祭」の「モローモ」』 神島
鳥羽の離島、神島で年越しに執り行われる奇祭「ゲーター祭」で島の家々に配られます。
その名も不思議なゲーター祭は、大みそかの夜、白装束の若衆がグミの木の枝を束ね、直径2メートルほどの「アワ」と呼ぶ輪をつくり、元旦の明け方、男たちが長い女竹の先に紙矛をつけたものでアワを突き、空高く刺し上げ、本物の太陽が顔を出すと同時に、アワを地面に叩き落とす、というもの。
モローモは祭りが近付くと、島の老人たちが集まってこしらえます。
ゲーターもモローモも、言葉の起源は定かではありませんが、島の人々によって受け継がれている大切なお祭りです。
2017年1月20日
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