その28
御浜町の引作神社にある大きなクスノキ。樹齢1500年と伝えられるこの木は、県の天然記念物に指定されています。
高さはおよそ49m、幹の周りは16m。40m四方に枝を広げる隆々とした姿は、遠くからも確かめることができます。
実はこの大楠には、過去に一度、伐採の危機がありました。明治44年、周辺の木々と共に伐採される計画を知った博物学者南方熊楠が、俗学者で当時の内務官僚だった柳田国男に伐採を取りやめるよう書簡を出し、難を免れたのです。
数々の物語を経て、今なお人々を温かく見守るクスノキ。熊野に暮らす人たちの誇りでもあります。
『引作(ひきづくり)の大楠』 御浜町
高さはおよそ49m、幹の周りは16m。40m四方に枝を広げる隆々とした姿は、遠くからも確かめることができます。
実はこの大楠には、過去に一度、伐採の危機がありました。明治44年、周辺の木々と共に伐採される計画を知った博物学者南方熊楠が、俗学者で当時の内務官僚だった柳田国男に伐採を取りやめるよう書簡を出し、難を免れたのです。
数々の物語を経て、今なお人々を温かく見守るクスノキ。熊野に暮らす人たちの誇りでもあります。
2013年3月1日
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