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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
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三重ある記
 
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その41
『産田(うぶた)神社』 熊野市 

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 古くから熊野の人々の信仰を集めている産田神社は、木立に囲まれた静かな場所にあります。
 ここに敷かれている丸い石には言い伝えがあります。安産祈願のお参りをした際、目をつぶって石を拾い、その石が丸ければ女の子、長細だったら男の子が産まれる、とのこと。
 無事に子どもが産まれたら、七里御浜で白石を拾い、元の石と一緒にここに返すのだそうです。
 七里御浜から誰かの手で運ばれた石が、違う誰かの手で拾われ、そしてまた、七里御浜の石とともにここに返る。ここにある一つ一つの石には、それぞれに思いが込められているのです。





2013年6月14日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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