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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
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三重ある記
 
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その4
『松阪商人の館』 松阪市

matsusakasyounin
 高い天井に何本も渡された太くて大きな梁。江戸時代、三井家に代表される松阪商人が軒を並べた本町通りの一角に松阪商人の館があります。
 紙と木綿を商った江戸店持ちの豪商、小津家。江戸時代の中ごろから末期にかけて数度に渡る増改築を経て、現在は当時の商人の暮らしを伝える資料館として、公開されています。
 大規模な町屋づくりの主屋には20余りの部屋があり、土間には明り取りと換気の役目を果たす天窓、屋根裏には男女別の使用人の部屋―といったように、随所にあるじの建物に対するこだわりの気持ちを窺い知ることができます。
 建物内で見つかった千両箱ならぬ萬両箱も展示されており、訪れた人たちは当時の豪商の暮らしに思いを馳せています。

2012年9月7日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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