その4
高い天井に何本も渡された太くて大きな梁。江戸時代、三井家に代表される松阪商人が軒を並べた本町通りの一角に松阪商人の館があります。
紙と木綿を商った江戸店持ちの豪商、小津家。江戸時代の中ごろから末期にかけて数度に渡る増改築を経て、現在は当時の商人の暮らしを伝える資料館として、公開されています。
大規模な町屋づくりの主屋には20余りの部屋があり、土間には明り取りと換気の役目を果たす天窓、屋根裏には男女別の使用人の部屋―といったように、随所にあるじの建物に対するこだわりの気持ちを窺い知ることができます。
建物内で見つかった千両箱ならぬ萬両箱も展示されており、訪れた人たちは当時の豪商の暮らしに思いを馳せています。
『松阪商人の館』 松阪市
紙と木綿を商った江戸店持ちの豪商、小津家。江戸時代の中ごろから末期にかけて数度に渡る増改築を経て、現在は当時の商人の暮らしを伝える資料館として、公開されています。
大規模な町屋づくりの主屋には20余りの部屋があり、土間には明り取りと換気の役目を果たす天窓、屋根裏には男女別の使用人の部屋―といったように、随所にあるじの建物に対するこだわりの気持ちを窺い知ることができます。
建物内で見つかった千両箱ならぬ萬両箱も展示されており、訪れた人たちは当時の豪商の暮らしに思いを馳せています。
2012年9月7日
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