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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜


 【随 筆】 浅学非才なれど・・


(株)ハタ建材 代表取締役 端 賢二氏(南しれとこ支部 支部長) 

 

  先日、パリ旅行で世界三大美術館の一つであるルーブル美術館を訪れることが出来ました。彫刻・絵画など美術品に特別興味がある方では有りませんが、あの“ダビンチ・コード”の舞台となった所でもあり、少々楽しみにはしておりました。
 セーヌ川沿いに防衛城塞として建造されてから、王宮・宮殿として造り変えられフランス革命後、ナポレオンのイタリヤでの戦利品のコレクションとして始まり、現在では世界最大規模・最高レベルの美術館として君臨している。
 中の全作品を見るには5日とも1週間とも言われる中、2時間余りでは、おのずと見るものは限られてしまいます。入口でガイドさんからイヤホンを配られ、説明を受けながら進んでいきました。大きく3つの展示室に分かれており、初めにはシュリー翼と呼ばれる1室の中央には“ミロのビーナス”が置かれており、彫刻は前からだけでなく全体から観られるよう展示されたものが価値有るものとの説明に納得。
 また、専門家の間では“ミロのビーナス”を上回ると言われる“女神ニケ”の像はシュリー翼とドウノン翼を隔てる階段上に展示され存在感を出しておりました。次のドウノン翼を進んで行きますと“ここがダビンチ・コードの始まりの、美術館長が死んでいた場所です”との説明に本の記憶を探りながら進んでいくと、あの“モナ・リザ”のところへたどり着きました。絵の前はガードされ4〜5m隔てての鑑賞は、あまり感動を得られませんが、本物を見たという満足感は残りました。
  それからも、次から次へと説明を受けながらあっという間に時間が過ぎていきました。絵画にはいろいろな手法で、だまし絵的なものからミステリーチックなものなど歴史を背景に見るだけでなく探る奥深さを教えられました。
  また、モンマルトルの丘周辺には昔 ルノワール・ピカソ・ゴッホなどが住んでおり画家・詩人のたまり場となっており、ユトリロが好んで書いていた街並み・建物が今もそのまま残されておりました。 

 さすがパリは芸術の街でした。


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