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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜


 【随 筆】 『最近の悩み・・・』

   

 

         (有)バースコム 代表取締役 加藤 昌之(南しれとこ支部会員)

 

 仕事も私生活も元気いっぱい絶好調の加藤昌之です。そんな私にも最近の悩みと言いますか、愚痴にも聞こえるようなことが一つだけあります。

 

 私には、21歳になる双子の息子がいます。ふたりとも大阪の大学に進学し、来年の春には卒業のはずでした。(笑)ところが、長男のほうが昨年大学を辞めて帰ってきたのです。もともと学歴に対しては強い思いはなかったのですが、バスケットボールで進学を決めた学校なので最後まで続けて欲しい気持ちがありましたが、本人が決めたことなので受け入れました。

 

 卒業後は地元に帰って来ると言っていたので、1年早くなっただけ・・・と軽く気持ちを切り替えましたがこれが大間違い。

 

 高校からバスケット進学をしていたため、5年ぶりに一緒に生活をすることになりました。離れて暮らしていた5年間に勝手に私たち夫婦は子供たちを自分たちの都合のいいように成長させてしまっていたことに気づきました。馬鹿でした・・・。

 

 実際に毎日生活すると戸惑いの連続です!夫婦二人きりの生活のほうがどんなに快適で楽なことか。もっと大変なのは職場です。一人の若者、新入社員として接することができる場面と、息子として「もっとできるはず!」という場面。

 

 周りからは、どんな風に息子が写っているのだろうか?と今まで考えたことが無いことまであれこれ考えるうちに、私の接し方が甘くなったり、急に厳しくなったりと指導に一貫性が全く無く、あれ?自分はこういうやり方をしていたかな・・・と私のペースが乱れまくりです。(笑)

 

 神様は私に今何を学べとおっしゃっているのですか?胃が痛くなっています。他人様がどう思うかなんて今まで気にして生きてきたことが無く、自分らしくやれればいい。そんな強い?私の信念が息子如きでグラグラに・・・。

 

 私の実家も妻の実家も親戚もほとんど商売をしてきました。商売は家族で団結してやる!がモットーです。勿論従業員も大切な家族です。良いときも苦しいときも助け合い励まし合いながら踏ん張ることが出来るのが家族。最高の家族を築けば、どんなに苦しい時代も乗り越えていけると教えられ育ちました。若い頃はあまり理解が出来ませんでしたが今はその意味が少しだけわかります。


 よく私の先輩たちに「他人の飯を食わせろ!」と言われます。私も同感です。ただ前後があってもいいと思います。

 

 やりたい事、進むべきことが学生時代に見つけることが出来なかったのなら、見つかるまで地元中標津で頑張ってみればいいと。

 

 今私は頼りないスポーツバカの息子と一緒に働くという初めての経験をしています。今年の私の課題と目標がこれに成りつつあることに不安と疑問を感じつつも自分が親と働いていた時期、実は親も今の自分と同じ思いをしていたのかも知れないと思うと、「苦労をかけていたな・・・」と感謝の気持ちになります。

 

 どなたかイライラせずに広い心で接する方法、良きアドバイスがあったら事務局までお願いします。


 よーし、よくわからんけど今日も全力でがんばるぞー

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