＜７９社目　プロフィール＞
■会社名：和菓子・ケーキの店かわなべ
■担当者：代表　川鍋　健一
■業務内容：菓子・パン・氷菓製造、販売業
■所在地：釧路市春日町３−３
■電話番号：０１５４−２３−４０１４
　
　「素材にこだわり、よりおいしいものを提供できるように日々試行錯誤しています。仕込みが夕方までかかる日もありますが、仕事があるのはありがたいことです」と笑顔で語るのは、創業５０年を越える老舗菓子店「和菓子・ケーキの店かわなべ」の川鍋さんです。
　高校卒業後に７年間東京で修行を積み、２５歳の時に父が創業した和菓子専門店を継ぎました。洋菓子の需要が増え、独学で学び始めた川鍋さんは「素材と味にこだわるのはもちろんのこと、見た目の華やかさを追求することに楽しさを覚えました。独学だからこそオリジナルの商品も生まれました」と洋菓子作りの醍醐味を語りました。人気商品の「五代目ぬさまい橋」は父が生前に商標登録し、川鍋さんが考案、製造した親子２代にわたる傑作です。発売した当時は包装紙代が負担だったそうですが、今では釧路を象徴する名菓のパッケージとして定着しました。その他に、スイートポテトがベースの『湿原の貴婦人』、バターカステラにジャムを盛り込んで焼き上げた『湿原の花』などの釧路シリーズが人気だそうで「好評いただいていますが、製造が追いつかず店頭に並ばないこともあります。見かけた方はぜひご賞味ください。また、催事用の和菓子なども承っていますので、お気軽にお申し付けください」と紹介しました。

▼独学で学び始めた川鍋さん


▼「五代目ぬさまい橋」


▼春日町にあるお店


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

＜８０社目　プロフィール＞
■会社名：（株）山一佐藤紙店
■担当者：専務取締役　佐藤　公一郎
■業務内容：文具、事務用品、紙、画材、額縁等の小売販売
■所在地：釧路市北大通８−１
■電話番号：０１５４−２２−１３１１

　「１９３５年に祖父が創業し、現在の社長である父親が２代目です。創業当時から現在の場所で営業していますが、かつて栄えていた北大通と現在を比べるとやはり淋しいですね」と話すのは、東京でIT企業勤務などを経験した佐藤さんです。同店では勉強や制作活動に励んでもらいたいという理由から「学割サービス」を始めたり、万年筆のメンテナンスを行う「ペンクリニック」も行っています。「店内には様々商品を取り揃えており、おススメ商品などを掲載する佐藤紙店新聞も置いています。ぜひ北大通にお越しの際は、お気軽にお立ち寄り下さい」と語りました。
　佐藤さんは北大通商店街の理事も務め、北大通活性化のために様々な活動をしています。今年の５月にオープンした「釧路まちなかコンシェルジュくるる」の副所長にも就任しています。「北大通の活性化のためには、業種問わず店舗が連携し、魅力ある店作りをしなくてはなりません。一店舗でできることは限りがあります。自社の経営はもちろんですが、北大通活性化のためにも様々な取り組みをしていきたいです」と力強く締めくくりました。

▼北大通商店街の理事も務める佐藤さん


▼万年筆も豊富に取り揃えています


▼創業当時から現在の場所にあるお店