ID : Pass : 新規登録
The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜
全道・全国 : 民主党北海道との政策懇談会を終えて
投稿者: ゲスト 投稿日時: 2009-10-20 9:13:59 (1229 ヒット)

2009年10月19日
一般社団法人北海道中小企業家同友会
経営・政策局長 西谷 博明



 民主党北海道から要請があり、10月16日(金)の13時40分から、札幌グランドホテルで政策懇談会を開催しました。別紙「私たちの要望・提言」に基づき、それぞれが役割分担をして説明、民主党の皆さんも熱心に耳を傾けられ、同友会への期待の大きさ実感させる懇談会となりました。以下、出席者と発言要旨を紹介いたします。

 <出席者>(敬称略)

民主党側;三井わきお民主党北海道代表(衆議院議員)
       (衆議院議員)鉢呂吉雄 小林千代美 山岡達丸 工藤仁美
       (道議会議員)佐野法充 三津丈夫 岡田 篤 斉藤 博 福原賢孝 他

同友会側;三神代表理事 本郷代表理事 吉田政策委員長 山本札幌支部長
       国吉中同協副会長 細川専務理事 西谷経営・政策局長
       佐藤事務局長 

 <懇談会での発言要旨>
   
・「99%以上を占める中小企業の皆さんの率直なご意見を伺い、日本経済や北海道経済の活性化に役立てたい」との三井代表の挨拶で開会した。

・それを受けて、三神代表理事が挨拶。民主党が政権を担うことになったことについて祝意を述べた後、「民主党政策集2009の内26項目が中小企業に関わることで、貴党の中小企業重視の姿勢に大いに励まされている。貴党がマニフェストのアクションプランと優先順位を国民や道民、中小企業もに分かりやすく発信し、共に 国づくり・北海道づくりに取り組むことに期待を込めて、別紙の私たちの要望・提言をまとめた」ことと、「要望書第1項、中小企業の仕事づくり」について要望・提言の趣旨を説明した。

・山本札幌支部長は、「私たちの要望・提言」の2項の雇用について発言。「北海道の流通業界は、凄まじい価格競争に見舞われている。中小企業は役員報酬を減らすなど徹底した経費削減をすすめ、従業員とその家族の生活を何とか守ろうと必死の努力をしている。先日、当社で社員を募集したところ、50名を超える応募がありぜひ採用してほしいと訴えられたが、企業の現状から1名しか採用できなかった。企業数の99.8%を占め、雇用の83%を担う中小企業を元気にする施策を講じることが雇用問題を解決する一番の近道」と熱く語った。

・吉田政策委員長は、「昨年の原材料の高騰とリーマンショックで、資金力に乏しい中小企業は冬場を迎え、資金繰りに苦しんでいる。金融に関する私たちの要望・提言は、中小企業の金融支援に力を入れている民主党に期待を込めたもの」と強調した。

・本郷代表理事は「中小企業憲章と中小企業担当大臣」について発言。「私たちの提言に応えて、民主党が中小企業憲章制定と大臣を置くことをマニフェストに掲げたことに確信を深めている。憲章の制定にあたっては、広く中小企業団体の意見を聞いてほしい。また、どんな政策立案においても、中小企業への影響を第一に考えてほしい」と要望した。

・中同協の国吉副会長は、「10月14日、鋤柄会長と一緒に総理官邸を訪問し、中山内閣総理大臣補佐官に各省庁を束ねる中小企業担当大臣を置くよう要望した。総理が中山補佐官を中小企業担当に任命したとの話を聞き意を強くした。中小企業憲章を制定し、中小企業立国をつくることが、何よりの成長戦略。民主党本部の細野組織・企業団体委員長とも懇談する予定になっている」と中同協の活動を紹介した。

・最後に細川専務理事は、10月8日の函館支部による「はこだてフードフェスタin東京」に900名が集まり、民主党の逢坂衆議院議員からも祝辞をいただいたことを紹介。「函館支部は、20年前からイカノポリスなど地域活性化に取り組んできた。ただお願いするだけでなく、地域の人々と力を合わせ地域活性化のために自ら実践するのが同友会」と語った。

・民主党の三井代表は、「私も中小企業の経営者、皆さんの気持ちはよく分かる。懇談の機会を重ねて、お互いに知恵を出し合い、北海道活性化のための戦略会議を共につくっていきたい」と同友会への期待を込めて閉会の挨拶をし、終了した。

・30分と短い時間でしたが、中身の濃い懇談会となりました。11月4日には、自民党道連との懇談会を行う予定です。

印刷用ページ このニュースを友達に送る
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。