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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜
三重ある記
 
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その11
『安乗ふぐ(あのりふぐ)』 志摩市

matsusakasyounin
 安乗ふぐの漁が解禁になり、志摩市の安乗漁港は活気づいています。
 三重ブランドにも認定されている、天然トラフグ。鮮度を保つため、競りは漁師の船の上で行われます。仲買人が船に乗り込み、船の生簀に泳ぐフグを品定めし、値段を書いた紙を一斉に出して入札。仲買人は船から船へと渡り歩き、瞬時に落札業者が決まっていきます。
 落札業者が決まったら、フグを専用のかごに入れ、昔ながらの天秤ばかりで重さを量ります。品定めに始まる一連の作業に要する時間は5分ほど。フグは業者の生簀へと運ばれていきます。
 このスピードが安乗ふぐの鮮度を守っているのです。

2012年10月26日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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