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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
〜私たちは地域の発展と人間尊重の経営を目指す経営者集団です〜
三重ある記
 
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その23
『松阪牛』 松阪市 

ishigami
 田舎道を歩いているのは松阪牛とその肥育農家。まるでおとなしい犬の散歩のように、ごく自然に坂道を上がっています。
 ここは松阪市飯南町深野。だらだらと続くつづら折りの坂を上りきったところにあるこの集落は、松阪牛の古里ともいわれています。
 澄んだ空気、昏々と湧き出る山からの水。そして、1頭1頭を手塩に掛けて育て上げる肥育の技。これらがひとつになり、これまでに数々の名牛を送り出しています。
 写真のような「散歩」はこの地方でも非常に珍しい光景ですが、おとなしく農家の後ろを歩く牛の姿からは、わが子のように世話をしている農家との目に見えない絆が垣間見えます。



 
2013年1月25日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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