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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
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三重ある記
 
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その185
『燈明石』 鳥羽市 

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 海上安全の守護として全国の漁師たちの信仰を集める、青峯山正福寺。山頂にある寺の近くに「燈明石」と呼ばれる巨岩があります。
立て看板には「又の名を龍燈石とも云う。荒天に一筋の光明を発して海中を照らし急難を救わせ給う」などと、書かれています。
 地元の漁師の間では、その昔、夜に方向を見失った船は、月明かりを受けて白く光るこの岩を目印に岸に戻ってくることができたと伝えられています。
今では木々が生い茂り、海からこの岩を見ることはできませんが、漁師たちの間では遭難船を導いてくれると信じられています。








2016年7月8日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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