その192
荒神山と聞いてピンときたあなたはもしや、浪曲通でしょうか。
荒神山観音寺がある荒神山は、慶応2年(1866)に起きた博徒同士の私闘の舞台。浪曲「次郎長伝」で有名になりました。
江戸時代、この付近は藩領と天領が入り混じっており、他の領地に出れば咎めることが難しかったため、いわば無法地帯に等しかったそう。多くの賭場が立ち、縄張りとする親分は莫大な収入を得ていたようです。
ところが、一帯を縄張りにしていた長吉親分が留守の間に、別の親分の手に渡ってしまたっため、奪回をめぐって始まった争いが荒神山の喧嘩。清水次郎長一家や吉良の仁吉らが加勢した長吉親分が勝ちを収めます。
人里離れたこの場所は普段はとっても静か。そんな争いがあったことなど思いも及びません。
『荒神山』 鈴鹿市
荒神山観音寺がある荒神山は、慶応2年(1866)に起きた博徒同士の私闘の舞台。浪曲「次郎長伝」で有名になりました。
江戸時代、この付近は藩領と天領が入り混じっており、他の領地に出れば咎めることが難しかったため、いわば無法地帯に等しかったそう。多くの賭場が立ち、縄張りとする親分は莫大な収入を得ていたようです。
ところが、一帯を縄張りにしていた長吉親分が留守の間に、別の親分の手に渡ってしまたっため、奪回をめぐって始まった争いが荒神山の喧嘩。清水次郎長一家や吉良の仁吉らが加勢した長吉親分が勝ちを収めます。
人里離れたこの場所は普段はとっても静か。そんな争いがあったことなど思いも及びません。
2016年8月26日
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