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The Association of Small Business Entrepreneurs in Hokkaido
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三重ある記
 
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その192
『荒神山』  鈴鹿市 

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  荒神山と聞いてピンときたあなたはもしや、浪曲通でしょうか。
 荒神山観音寺がある荒神山は、慶応2年(1866)に起きた博徒同士の私闘の舞台。浪曲「次郎長伝」で有名になりました。
 江戸時代、この付近は藩領と天領が入り混じっており、他の領地に出れば咎めることが難しかったため、いわば無法地帯に等しかったそう。多くの賭場が立ち、縄張りとする親分は莫大な収入を得ていたようです。
 ところが、一帯を縄張りにしていた長吉親分が留守の間に、別の親分の手に渡ってしまたっため、奪回をめぐって始まった争いが荒神山の喧嘩。清水次郎長一家や吉良の仁吉らが加勢した長吉親分が勝ちを収めます。
 人里離れたこの場所は普段はとっても静か。そんな争いがあったことなど思いも及びません。










2016年8月26日

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三重ある記について
 このコーナーでは、三重県の魅力を紹介します。釧路と三重は、北海道の名付け親で三重・松阪生まれの松浦武四郎(1818-1888)を縁に、地域間連携を始めています。
筆者プロフィール

下村 友惠(しもむら・ともえ)

三重県津市生まれ。皇學館大学文学部国文学科卒業。新聞記者を経て、フリーライター、地域コーディネーター、映像プロデューサー。月刊「旅の手帖」ライター。共著として『環境異変ー地球の悲鳴が聞こえる』(2009年、共同通信社)など
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