その62
轟音を立てているのは明治時代に導入された豊田織機。ここは津市一身田にある臼井織布。伊勢木綿の唯一の織り元です。
臼井家は江戸時代の中ごろに紺屋を始め、明治の初めごろには織り機を並べて近くの人たちに機を織ってもらうようになったそう。その後、現在も活躍しているこの織機を買い、伊勢木綿を織り続けています。
もちろん、この織機は今は生産されていません。どんな小さな部品でも取り置いて、機械に不具合が出るたびに、9代目になる社長自らが修繕しています。
織機が生み出す伊勢木綿の柄は多種多彩。こちらも、明治期から受け継がれた縞帳を元に糸を配色しています。明治の伝統がそのままに生きる、伊勢木綿はそんな織物です。
『明治期の豊田織機が織る伊勢木綿』 津市一身田
臼井家は江戸時代の中ごろに紺屋を始め、明治の初めごろには織り機を並べて近くの人たちに機を織ってもらうようになったそう。その後、現在も活躍しているこの織機を買い、伊勢木綿を織り続けています。
もちろん、この織機は今は生産されていません。どんな小さな部品でも取り置いて、機械に不具合が出るたびに、9代目になる社長自らが修繕しています。
織機が生み出す伊勢木綿の柄は多種多彩。こちらも、明治期から受け継がれた縞帳を元に糸を配色しています。明治の伝統がそのままに生きる、伊勢木綿はそんな織物です。
2013年11月22日
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